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【速報】WhatsAppにAI要約機能登場!未読メッセージを“ざっくり把握”できる時代に突入

2025年6月25日、WhatsAppが新たに「メッセージ要約(Message Summaries)」機能を発表しました。この機能はMetaのAIを活用し、未読メッセージを自動で読み取り、要点を簡潔にまとめてくれるというもの。

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グループチャットで50以上のメッセージを要約💬

つまり、グループチャットや複数人のDMで大量にやり取りがあった際、「ざっくり何が話されてたか」をAIがサマリーで教えてくれる――そんな便利(?)な新機能です。

この記事は、2025年6月27日noteに投稿したものです。
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「時間がないあなたに」…Metaの狙いとは

Metaの公式コメントによれば

「移動中、Wi-Fiがない状況、会議続きでメッセージが溜まったとき。全部読むのが無理なとき、AIが要点だけ教えてくれるのがMessage Summariesです。」

確かに便利そう。でも、果たしてみんながそれを「望んでいたか」は別問題です。

というのも、WhatsAppは「誰にも見られないプライベートな空間」であることが最大の魅力。そこにAIが入ってきて、内容を“読む”という行為そのものが、「プライバシー性」と真っ向からぶつかっているのでは?という懸念が出ています。

Metaの苦しい説明「誰も見てません!」

当然ながらMetaも、その辺りの不安は察知済み。だからこそ強調しています。

「Meta AIはPrivate Processing技術を使用しており、MetaやWhatsAppがメッセージの中身を見ることは一切ありません。要約も非公開で処理され、他のチャット参加者にも要約の使用は知られません。」

……とはいえ、それで安心できるか?というと話は別。最近では、アメリカ議会でWhatsAppが職員のスマホから禁止されたり、過去にはユーザーデータをイスラエルに提供していた疑惑も浮上。暗号化の仕組みに関しても不安の声が出ています。

そんな状況で、「AIがあなたのメッセージを要約してくれます!」と言われても、「いや、今それどころじゃなくない?」という反応になるのは自然です。

安心材料もあるにはある:オフがデフォルト

今回の救いは、この機能が「デフォルトではオフ」であること。つまり、勝手に要約されるわけではなく、自分でONにしない限りはAIが中身を読んだりしません。

ただ、それでも心理的ハードルは高いまま。「AIが自分のチャットを分析してるかも」と感じた瞬間、ユーザーは“読むだけのDM”すら警戒し始めてしまうかもしれません。

赤髪的には便利機能だが…

AI要約機能は、技術的には面白く、時短にもつながります。個人的にはとても便利機能です。けれど、「WhatsApp=完全なプライベート空間」というブランディングを壊すリスクが大きいかもしれません。

マーケター視点で言えば

  • グループ管理者やチーム運営者にとっては有用
  • ただし一般ユーザーは拒絶反応を起こす可能性が高い
  • 現状、Metaは「AIで便利になる=正義」と思い込みすぎている感もある

「技術は進化しても、ユーザー心理は追いついていない」――そんな好例になるかもしれません。


執筆:赤髪 / SNS戦略家
AI × 心理 × SNSアルゴリズムで、ビジネスの未来を読み解く。
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