TikTokが新たな社会貢献施策をはじめました。

2025年8月、ドイツ・ポルトガル・スペインで、新アプリ「TikTok Pro」をリリースしました。これは、チャリティ連動型の紹介制度「Sunshineプログラム」との試験運用となります。

この新たなTikTokの取り組みの狙いは明らかです。エンタメを楽しみながら社会課題に貢献できる、新しいユーザー体験をつくることです。つまり、コンテンツを楽しむこと自体が、NGOや慈善団体への支援につながる仕組みなのです。

TikTok Proとは何か？

TikTok Proは、既存のTikTokとは異なる独立アプリです。このアプリの中に新機能をいれるのではなく、別アプリとして始めるの、本当にトレンドですね。EditsとかThreadsとかもそう。

https://note.com/akagami_sns/n/n4738b29d9cc0

新しいアプリでは、エンタメ性の高いコンテンツを楽しみつつ、「Sunshine」と呼ばれるバーチャルポイントを獲得できます。ユーザーは他人を招待したり、慈善団体の動画をいいね・シェアしたり、関連アカウントをフォローすることでポイント（Sunshine）を貯められます。そして貯めたSunshineを特定のチャリティに使うと、TikTok社がその団体に実際の寄付をします。

このSunshine制度に参加している団体は…

・国境なき医師団（MSF）
・WaterAid（ウォーターエイド）
・Aktion Deutschland Hilft（ドイツの人道支援連合）
・NABU（ドイツ自然保護連盟）

など。

なお、TikTok ProとSunshineプログラムは安全な設計を重視しており、18歳以上であることの確認が必須です。基本的なところは、本家TikTokと同様です。

現在、TikTok ProはドイツとポルトガルのApp StoreおよびGoogle Playでダウンロード可能。スペインでもまもなく利用開始となる予定です。

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執筆：赤髪 / SNS戦略家
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