1年後に見るとおもしろい!2024年8月のSNS流行語&ヒット投稿まとめ
目次
もうすぐ8月。
私はSNS運用業界にかれこれ11年以上いるのですが、毎年流行るものはおおよそ同じです。夏だったら「祭り・暑さ対策・汗対策・化粧崩れ・プール」など。
とはいえ、その年にしか流行らないものだってあります。今年ならまちがいなく「大阪万博」もうすでにかなり流行ワード。
さ、このnoteでは、昨年の8月のバズを振りかえってみましょう。好評だったら9月もやります。ぜひコメントやいいねで激励、お願いします。私のnoteは過疎っててwそれでも自己満なので続けますが、好評なときは嬉々としてやる気が上がるので、なんとかご協力よろしくお願いします。
この記事は、2025年7月30日noteに投稿したものです。
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バズった投稿テーマとフォーマット
まずは、昨年の8月に流行ったテーマやフォーマット(構成)を振り返ります。
まず一番に思い出すのは縦型ショートドラマ!昨年8月にはじまった流行ではないですが、TikTokにおいて2024年上半期だけで #ショートドラマ の再生回数727億回を超えたのです。わたしのクライアントも数名、ショートドラマに挑戦したいということでサポートしました。そのうちの1人は、映画監督兼経営者さんなのですが、ショートドラマで再生回数を伸ばしまくって、2024年秋に中国系の会社から仕事をもらって、ショートドラマアプリ用のドラマ(50本くらいを1本ずつ課金してみるタイプ)を〇千万円で請け負うことになりました。
縦型ショートドラマの代表は「ごっこ倶楽部」でしょう。そこにどんどんプロも参入することでさらに質が上がり、SNSのために作られた1分程度のドラマが新たなコンテンツジャンルとなりました。ユーザーの心理は「スキマ時間に完結するドラマを見たい」「手軽に感動したい」というところにあります。
またダンスチャレンジ系コンテンツも引き続き各SNSを席巻しました。記憶に新しいギリハピダンスは2024年夏の代表曲です。失敗しかけても曲が流れたら笑顔になれるというお約束の展開を取り入れたドラマ風の投稿から火が付いたのが人気の発端です。
この「ギリハッピー」は年間トレンドワードにもなるほどの社会現象だったんですよ。
SNSで流行したワード
「ギリハッピー」(ギリハピ)
さきほどのギリギリハッピーを略したこのフレーズは、2024年を代表するネット流行語です。意味は「ギリギリでハッピー」(ぎりぎり幸せ)というニュアンスで、失敗しかけたけど結果オーライで幸せ、といった日常の小さな安堵感や笑いを表現します。若者の日常語として定着しました。汎用性の高いポジティブスラングとして、企業のSNSキャンペーンでもキャッチコピーに取り入れる例が見られたほどです。
「はいよろこんで」
こちらもTikTokで話題となりInstagramリールの人気楽曲ランキングにも入ったフレーズ。菅田将暉さんの弟である「こっちのけんと」さんが2024年5月に発表した楽曲「はいよろこんで」意味は承知しましたーみたいな感じ。リズミカルで真似しやすいことから一躍ブームに。歌詞自体も現代の問題を風刺した内容になっていて、少し皮肉っぽいユーモアも人気の理由だったと思います。この曲はTikTok流行を受けてYouTube上でも拡散し、公式MVは公開からわずか数ヶ月で1億3千万回以上再生される大ヒットでした。
「うますぎやろがい」
関西弁混じりの「旨すぎだろが!」というニュアンスのこの言葉は、グルメ系リアクションの新定番フレーズとしてTikTokから広まりました。この言葉も、2024年を代表するトレンドワードです。女子高生を中心に美味しいの最上級表現として使われました。飲食店の公式アカウントが試食動画でこの音源を使うことも。
「おい、笑える」
こちらはなにげない日常動画から誕生したミームです。ある男性TikTokerが街を散歩中に年配の女性と話した際、女性が少し笑顔で言った「おい、笑える」という一言。言い方が面白すぎたんです。私もこの動画を最初にみたときは、奇跡の面白さだ!と衝撃でした(笑)
地雷系(ゴスロリ的なサブカル女子)界隈で特にウケて、他の業界のもどんどん広がりました。いわゆる一発ネタ系の流行語ですが、短期間で大量の派生動画が作られました。この場所に聖地巡礼する人もいるほどです。
タンフルダンス
もう「ターンターンフルーフルー」から1年だなんて早いものですね。タンフルとは、凍らせたフルーツに薄氷をまとわせたパリパリ食感の韓国のスイーツです。私は万博ではじめて本物のタンフルを見ました。「友達と一緒に作って踊って楽しんだ」「簡単で美味しいからみんなやってた」といった声が多数あり、手軽さとSNS映えする見た目からZ世代を魅了しました。
「最上級にかわいいの!」
アイドル「超ときめき♡宣伝部」の曲。「君に振られて最上級に可愛いの これが乙女の逆襲だ」というキャッチーすぎる歌詞が非常に印象的。TikTokで関連動画の総再生回数が4億回を突破した超バズ曲です。可愛らしい振付を多くのインフルエンサーや芸能人が踊ってヒットの勢いを後押ししました。すでにK-POPアイドルの曲では当たり前に意識されていることですが、「キャッチーな決めゼリフ×真似しやすいダンス」が揃うとSNSで爆発的ヒットを生みやすいことが改めて証明された形となります。
ゲーム実況トレンド「8番出口チャレンジ」
スイカゲームも記憶に新しいですが、8番出口はご存じですか?ずーっと続いていく地下通路を、見逃し要素なく進められるか?という一風変わった短編ホラーゲームです。iPhoneアプリ版は買い切り400円。
スイカゲームも8番出口も、ショート動画のように1分でおさまるようなゲーム実況ではないですが、YouTubeではこういったTikTokなどにはない長尺もののバズが起こることがしばしばあります。
Instagram vs TikTok vs YouTube
最後に、主要プラットフォーム別に昨年8月時点で見られたトレンドの違いを整理します。
TikTok
TikTokは10~20代を中心にトレンドの震源地です。新しい楽曲・ダンス・スラングが次々とめまぐるしく生まれます。アルゴリズムによるレコメンドの強さも相まって、一夜で無名の投稿がバズることも珍しくありません。「ギリハッピー」や「うますぎやろがい」などもTikTokで火が付き一気に拡散しました。ユーザー参加型チャレンジへの乗っかり率が高いのもTikTokの特徴です♪TikTokには流行に敏感かつスピーディに対応できる柔軟な発信者が多くて、ほんと尊敬します。
InstagramはTikTokのトレンドを取り入れつつも、より洗練されたビジュアルやライフスタイル文脈に乗せる傾向があります。同じ踊ってみた系のダンスでもTikTokがノリ重視でラフな動画が多いのに対し、Instagramリールでは服装やロケーションにも凝った映える踊ってみた動画が増える、といった違いがあります。
昨年8月も、TikTokでバズった曲の多くがリールのBGMトップ10に入っていましたが、その一方で…「Magnetic」(ILLIT)や「Blue Monday」(Above & Beyond)といった洋楽・EDM系のおしゃれな曲も人気上位にあり、これらは旅行・ファッション系動画などで使用されているのです。実際、同じ踊ってみた系動画でも制服姿の学生が教室でふざけているTikTokと、浴衣を着たモデルが夏祭り会場で踊るInstagramリールといった違いが顕著です。
YouTube
「Shorts」でTikTok的な流行コンテンツも流れますが、プラットフォーム全体としては腰を据えて視聴する長尺動画が主戦場です。
Shorts/リールで火が付いたネタを解説・検証・派生企画する流れが見られます。例えば「Bling-Bang-Bang-Born」の曲が流行ればそのダンス講座動画がアップされたり、人気TikTokerの24時間密着動画が作られたり、流行語「ギリハッピー」をお題にした大喜利企画動画が投稿されたりと、トレンドを素材に独自コンテンツを生み出す文化があります。
マーケティング的には、YouTubeでは単に流行に乗るだけでなく、その先のストーリーや付加価値を提供するコンテンツが好まれがちです。ブランドが流行ネタを扱う際も、「○○をやってみた」だけでなく「○○はなぜ流行ったのか解説」「○○をプロが本気でやってみた」「○○の裏側公開」といった一歩踏み込んだ動画にすることで、ユーザーの満足度やエンゲージメントが高まります。
まとめ
まとめると、TikTokはアイデアと勢い重視で新トレンドの震源地、Instagramはビジュアルや文脈を重視してトレンドを昇華する場、YouTubeはトレンドを受け止めて深掘り・拡張する場という違いがあります。
ということで、今回は昨年8月のバズを振り返りました。
何度もしつこいようですが、いいねとコメント、心からお待ちしております。なんせ過疎ってて辛いんだわさw
執筆:赤髪 / SNS戦略家
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