【後悔必至】Instagramサブスクを導入した末路
もくじ
最近、「Instagramでサブスク収益化できるらしい!」と話題沸騰中。私も興味津々。ただ、ワクワクしながら飛び込む前に、ちょっと現実的な視点も持っておきたいところ。サブスクには確かに夢が詰まってますが、その裏には努力やリスクも潜んでるんですよね。
サブスクで本当に「安定収益」確保できるの?
サブスクは、登録者が毎月お金を払ってくれるので、クリエイター側からすれば一見「安定収益キター!」な仕組み。ただ、仮に月500円で100人が登録してくれても月5万円。100人相手に5万円って、まあまあな手間がかかるわりに…ですよね。多くの人が自分を求めてくれることに夜「自己肯定感爆上がり効果」はあるかもしれないけど、ビジネス的に割に合うかは冷静に考えましょう。
正直、私自身は「商品を持ってる人なら、まずはその商品を売れ!」派です。サブスクをやることで、かえってビジネスモデルが散らかり、既存顧客(例えばオンラインサロンメンバー)から「なんでそっちにも力入れてるの?」と不満が出るケースも。実際、ある方はサブスクを始めてオンラインサロン組からクレーム勃発してました。サロンで毎月1万円支払っている人が、サブスク月500円のエリアでも同じ情報を出していたらそりゃそうだ(笑) 要は、思いつきで始めると、余計な火種になる可能性アリ。
エンゲージメントアップの罠?
サブスクには、エンゲージメント高いフォロワーをハイライトしてくれる機能があります。これで重要なファンを見逃さず、優先的にコメントやDMに対応できるわけですね。「対価を払っているからこそ、クリエイターからの反応を期待する」ユーザー心理は確かに存在します。月500円でもお金を払った瞬間、人は“見返り”を求めるもの。
ただ、これでフォロワーが増えるかは別問題。限定コンテンツが魅力的なら、サブスク登録者がその情報を広めてくれる可能性もあるけれど、「本当に増えるの?」はやってみないと分からない部分。フォロワー数を増やしたいなら、リールを投稿するほうが確実性が高いと思いますよ。
ちなみにアメリカだと、サブスク設定料金は定額料金0.99~99.99ドルのレンジの中で選べます。日本だと400円・500円・800円に設定している方が多いです。
投稿できる限定公開コンテンツ
サブスクリプション登録者には、以下のような限定コンテンツを提供できます。
これらのコンテンツは、サブスクリプション登録者のみが閲覧可能で、一般ユーザーはアクセスできません。ストーリーズは24時間たったら消えてしまいますが、サブスク限定公開用のハイライトを作って、そこに保管している人が多いです。
個人的に思うこのシステムの難は、フィード・リール・ライブ配信・ストーリーズなど残し続けている人が多いですが、それだと後から入った人のほうが得する仕組みですね。サブスクをはじめたばかりの人は、投稿数も少ないので…。アメリカだと、サブスクしているのに何も投稿しない(ただお金をもらっているだけ)という人もちらほら見かけます。なので、サブスクをしていても、投稿をしないからと言って違反などはないのでしょうね。
投稿制作が倍増する負担
サブスクを始めると、一般ユーザー向けと、登録者向けの2パターンの投稿制作が必要になります。その分、発信量が増えて時間と労力がかかる。結果、コミュニケーションが雑になったり、肝心の商品販売がおろそかになったりしがち。結局、「先に商品を売れ!」って話に戻るんですよね。二足のわらじは普通に大変。
サブスク機能の活用条件と迷い
日本でインスタサブスクを始めるには、
- フォロワー1万人以上 or リピート視聴者250人以上
- さらに「投稿エンゲ5万件」または「視聴時間18万分」
といった条件を満たす必要がある。つまり、そこそこのアカウント育成が前提。
せっかくここまで頑張って達成しても、月500円とかで運営して「もっと特典よこせ!」って言われたら、結構ストレス。
それに、安ければ入る人も増えるけど、逆にトラブルも増えやすいんです。オンラインサロンでも言われてるけど、月3000円以下かつメンバー100名以下だと運営コストやメンタルコストが意外とかかる。「お金払ってんだからもっと◯◯しろ!」って要求されることもザラ。結果、クリエイターは収益以上の疲弊を抱え込む可能性あり。直接このようにクレームがこなくても、サブスクをすることで本当に売りたい商品に繋がる導線は強化されますか?サブスクをすることにより、逆に本当に売りたい商品への導線が散らかりませんか?モデルやアーティストやインフルエンサーが、お金ではなくファンとの交流のために実施するなら良いと思います。ですがInstagramをビジネス活用にしたい人は注意が必要です。
何より始める時は、「引き返すのが難しい」というリスクを覚悟したほうがいい。サブスクをバンバン推して、後で「やっぱやめまーす」ってなっても、既存の登録者は不満を感じるでしょう。辞め方のノウハウがまだ確立してないエリアだからこそ、スタート前に本当にやる価値があるかを冷静に見極める必要があります。
まとめ
Instagramサブスク機能は、「安定収益」「濃厚なファンコミュニティ」といった夢を与えてくれる仕組みです。でも、その裏には手間・リスク・既存顧客との関係悪化・運営コストなど、現実的な課題が山積み。商品を持っているなら、まずはそっちをメインで売るべきだし、サブスクを始めるなら「本気で覚悟」を決めてからにしましょう。二足のわらじでどちらも中途半端になるくらいなら、最初から踏み込まないほうが結果的にあなたもファンもハッピーかもしれません。
サブスクは甘い蜜のようで、実は苦い後味もあり得る。